『千年女優』感想

 『ぼくらのウォーゲーム』、『イヴの時間 劇場版』と、気になっていた劇場版アニメが「アタリ」続きなので、さらに『千年女優』も観てみました。
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 全くハズレませんね!



 本作は、往年の大女優・藤原千代子が、若き日に出会った男性を探し求める自信の半生を語る形式で展開されます。
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 その語られる半生が、彼女が出演した映画世界と混じり合い、さらに、その世界にインタビュアーの立花源也とカメラマン井田恭二が入り込むという、不思議な構造の作りになっています。
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 入れ子構造と言うんでしょうか?

 この作りが実にアニメという表現と合っていて、グングンと作品世界に入り込んで行きました。我ながら自分にはそういう創造系のセンスが全く無いもので、こういう表現には本当に感心します。

 そして最後に千代子が言うセリフが何とも……、切ないような清々しいような不思議な余韻を残します。
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 最後と最初が繋がり、それまで観てきた内容が一気に押し寄せるようです。


 本作の監督は今敏さんで、アニメ監督としての知名度が高い方です。
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 また、EDのスタッフロールを見ていて目を引いたのが、まず音楽の平沢進さん。
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 アニメという括り抜きに名を知られた方ですが、アニメだと『ベルセルク』の音楽・劇中歌「BERSERK 〜Forces〜」が浮かびます。作品の雰囲気にも合っているとして、評判良いです。


 なお「けいおん!」の「平沢唯」の名字はこの方から取ったものだそうです。

 それと、制作進行に平尾隆之さん。
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 個人的には劇場版『空の境界』の「第五章 矛盾螺旋」の監督として挙げます。マイフェイバリットな作品なので。
 そういえば「矛盾螺旋」も時系列が複雑な作りでしたよね。

 動画協力にはシャフトの名もあったり。
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 今ほどビッグネームになる前ぐらいの段階かな?
 

 それにしても、やはり評判の良い作品っていうのは、それだけのものがありますよね。
 次は原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』が観たいなぁー、と思っています。ちょうど同監督の『カラフル』も公開されますし。

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