『けいおん!!』の脚本家を比較してみる。

『けいおん!!』の先週の放送(15話「マラソン大会!」)で、「唯のアホな子ぶりが、いくらなんでも酷過ぎる」みたいな意見を結構多く見かけたように思います。
 
 確かに学校行事のマラソン中におばあちゃんの家で一休みというのは、ちょっとやり過ぎな感じも。
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 ただ最後の展開は面白かったです。ちょうど『四畳半神話大系 』を彷彿とさせる、時間の逆流演出でした。
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 ここで槍玉に挙げられたのが脚本家の「横谷昌宏」さんで、対して『けいおん!!』の脚本で評判が良いのが「花田十
輝」さんのように思います。

 それぞれの回での担当を見てみますと、

<「吉田玲子」担当>
#01「高3!」
#03「ドラマー!」
#06「梅雨!」
#09「期末試験!」
#12「夏フェス!」

<「花田十輝」担当>
#02「整頓!」
#05「お留守番!」
#10「先生!」
#14「夏期講習!」

<「村元克彦」担当>
#04「修学旅行!」
#08「進路!」
#11「暑い!」

<「横谷昌宏」担当>
#07「お茶会!」
#13「残暑見舞い!」
#15「マラソン大会!」

となっています。
 個人的には、横谷回でも「残暑見舞い!」なんかは(これも賛否両論でしたが)、あずにゃんが抱いてる不安感みたいなものが演出と絡めて面白く表現できていたように思えて好きです。一方、花田回だと「整頓!」なんかは確かに爆笑でした。

 観ていて夢なのかか現なのか分からない不安感、夏祭りに花火という、楽しくもどこか寂しげな印象もあるイベント、
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唯達の卒業が近づくにつれて、あずにゃんが感じている不安感、それを支える憂や純の関係が暗示されているように思います。
 


 とりあえず好悪や良否の判断は置いておくとして、上記のようにまとめてみると、各々の脚本家によって結構特徴が出ていて面白いです。
 
 吉田回では、キャラの成長や情緒といったものが強く感じられます。
 第1話たる「高3!」なんかは特に情緒的な話でした。

 曲に合わせて風景描写を映すのは、『けいおん!!』内で度々見られる情緒的な演出です。
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 花田回は、日常系ギャグの要素が強いように思います。

 先に触れた「整頓!」より、「食ーえ!食ーえ!」のシーン。腹を抱えました。
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 横谷回はアニメ色というかフィクション色が強いですよね。
 「お茶会!」に出てきたファンクラブ(原作準拠ではありますが)や、先に述べた唯の行動など、現実で考えたらチョットあり得ない気がします。

 ファンクラブ
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 もちろん『けいおん!!』はアニメであり非現実的な要素もありますが、それでも不思議とリアリティを感じさせる丁寧な作りが特徴的な気がします。そんな要素と横谷回の脚本は合わず、不評の一因になってしまっているのかな?と思います。

 とはいえ花田回の「夏期講習!」も、アニメ色の強い回でした。ムギがそもそもフィクション色の強いキャラなので、ムギをメインに据えたこの回はどうしてもそうなってしまうのでしょう。
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 各々に特徴があると言いながら何なのですが、比較的尖っていないのが村元回な気がします。「修学旅行!」のイベント回、「進路!」の真面目回、「暑い!」の日常回と、バランスがいいです。

 「暑い!」での扇風機さんご臨終の箇所が爆笑でした。
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 ちょうど今日は16話の放送ですし、観ながら「脚本は誰だろう?」なんて予想してみるのも一興かもしれません。

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