「2010年 夏アニメ」中途感想(2)

伝説の勇者の伝説
画像


 富士見ファンタジア文庫から出版されている『伝説の勇者の伝説(以下、「伝勇伝」)』のアニメ化です。
 
 私は活字をあまり読まない人間なのですが、珍しくこの作品は読んでいました。
 伏線張りすぎ!2部から伏線明かすってむしろ増えとるわ!外伝商法やめい!強さのインフレ激しすぎ!とか言いたいこともあるのですが、それも面白ければこそです。一見無気力な主人公ですが、それには理由があったり、人の死を軽々しくは扱わない点、アクション以外にも各々のキャラの心理戦・心理描写などもあり、好感の持てる作品です。
 
 さてそのアニメ化ですが、構成に若干の不安を覚える作りで、1話から原作1巻を素っ飛ばして開始しました。キャラ見せの思惑があったのでしょうが、原作未読の多くの視聴者は「?」だったのではないでしょうか。

 2話からは、ちゃんと原作1巻の内容が開始されたのですが、特に個人的にいただけないと思ったのは、1巻の内容を飛ばした1話の最後で「ライナ・レポート」という主人公ライナの思惑が語られてしまうところです。
 これは1巻の内容の最後に出てくるから良いと思うんですよね。私もこれを読んでやられました。「あぁ、ありがちな単なるやる気のない主人公じゃないんだな」と。「昼寝王国の野望」という変わったサブタイトルも、むしろ涙腺の緩むものになります。
 それをむしろ1巻の内容の前にやってしまう……というのはどうでしょう?それに3話以降の展開も若干読めてしまうのではないかと。
 2クール作品のようですが、原作の内容が2クールで収まるとも思えませんし、この構成力という点は結構重要に思えます。

 また活字→映像へのメディア変更の難しさも思わされるところがあります。
 各々の国で魔法体系が異なるため異国の魔法は使えないし、自国の魔法体系の秘密は重要といった設定に説明不足を感じたり、「複写眼(アルファ・スティグマ)」によるその魔法体系の解析・複写の描写が分かりづらかったり。

 と色々ディスってしまいましたが、原作は好きですし、今後の作りに期待したいところです。



 作品内容とは別に、放送時間が『ストライクウィッチーズ2』や『会長はメイド様!』と被ってしまっているのも痛い……。



伊波さんの声が聴けるのは伝勇伝だけ!(ミルク・カラード(cv.藤田咲)↓)
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック