『Angel Beats!』に思うこと

 私はkeyファンです。
 『Kanon』から入り、『AIR』、『ONE』(正確にはkeyじゃないけど)、『CLANNAD』、『リトルバスターズ!』と、言うなればkeyの「本命作品」では悉く号泣しています。冗談抜きで「リトバスは人生」とすら思ってます(クラナドじゃないのが味噌。)。
 それらについてもその内語りたいと思っています。

 人生
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 さておき、そんなわけですから今春アニメの目玉でもあった麻枝准(以下、ダーマエ)完全脚本を謳った『Angel Beats!(以下、「AB!」)』には大いに期待していたのです。これを機に薄型テレビを購入して地デジ化を完了し、PCにチューナーもつけて万全の録画態勢で臨み、テレビで生で観て、すぐにPCで観返してなんてしてたのです。

 今思えば、ここに書かれてる煽りってナンカ違うような……。
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 結果から言うとAB!は個人的には期待外れでした。最終話が終わった時には率直に「駄作だ」と思いました。放送後しばらくし、手元にBDの2巻も到着したりして観返したりもしていますが、やはり気持ちは変わりません。

 ただ最近AB!がよく分からなくなってきました。もしかして自分が理解できない、又はダーマエのシナリオに共感できなくなってしまっただけじゃないか?ともちょっと思うのです。

1.鍵信者の存在?
 まず何といっても売れてます。
 ネット上でもAB!へのバッシングは中々激しかったと思うのですが、一方で商業的には成功を収めています。音楽CDはMステでランクインするぐらいの売れ行きを軒並み見せ、DVD/BDも1巻が既に4万枚を売っています。
 
参考:TVアニメ「Angel Beats!」主題歌が8万枚を売り上げオリコン3位に初登場! (Yahoo! JAPAN ニュース)

 ここでAB!を不出来な作品と仮定した場合、それでも売れる理由を考えるのなら、まず一つは「鍵信者」の存在でしょう。私もそうです。「駄作」とか言いながら買ってるぐらいです。半分お布施です。
 ですがその場合、京アニ制のkey作品よりも売れている理由が謎です。

それぞれの作品の初動数値を見てみますと、

AB! :34,360(BD/DVD合算)
AIR :20,174
CLANNAD :19,464
CLANNAD AS:17,521
Kanon :16,940

となっているそうで、AB!がカナリ上回っています。

 とてもよく出来たアニメ化だったと思うが……。
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 私もですが「鍵信者」は「原作」を大事にする向きがあるので、「原作」であるAB!の方が、「アニメ化」である京アニ作品より強かったのでしょうか?憶測の域を出ません。

2.宣伝効果?
 もう一つはやはりアニプレ資本による大宣伝戦略が考えられます。深夜アニメを、読売新聞で一面広告とか凄い話です。

 我が目を疑う一面広告。
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 「AB!が不出来でも売れてる理由」を挙げるなら、これが一番説得力がある気がします。広告効果恐るべし。

 最近ではすっかり一人勝ち状態。
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 しかしです。
 そもそもアニメを観ない層が、宣伝されてたからって深夜のアニメをわざわざ視聴し、ましてやBDの購入に至るかというと、ちょっとそれには懐疑的です。
 とするならば、そもそもアニメを観る層が宣伝によって購入に至ったことが考えられますが、元々アニメを観る層ならばワザワザ宣伝されずとも話題のAB!のことは把握していそうなものです。考えられるのは、周知の効果ではなく、「盛り上げ」に宣伝の目的があり、作品内容とは別に、お祭り状態で売れ行きが向上したということです。が、これも憶測に過ぎません。

3.ホントは良作?
 「AB!が不出来なのに売れる理由」はどうもシックリ来ません。ここで「AB!は駄作」と決めつけている自分をちょっと反省したわけです。
 もしかしてネット上ではバッシング意見が目立つけど、そういうのに参加しない人達がたくさんいて、実はしっかりと評価されているのではないか?実はAB!は良作で、良作なのだから売れるのは当たり前なのではないか?

 天使ちゃんマジ天使なのではないか!?
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4.問題点その1
 ところでAB!が良作であった場合、ひどく個人的なことですが問題があります。
 先にも述べましたが、それはつまり私がもはやダーマエのシナリオに共感できなくなってしまった、ということです。
 これはひどく惜しいことです。あんなにも感動したkey作品たち。あの感動を、もはや私は味わえない人間になってしまったのです。なんかもう自分にガッカリです。

 ガッカリ弁当ですよ……。
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5.問題点その2の1
 一方、AB!が駄作であってもそれは問題です。まずはそのビジネスモデルについてです。
 
 ジャパニメーションというと、低予算と、低予算ゆえの大量生産によってその内容が磨かれてきたことが指摘されたりします。
 ところで最近は劇場版『空の境界』の成功を機に、劇場でコアな層に訴求するような作品が増えてきました。前述の『空の境界』や『涼宮ハルヒの消失』なんかはその最たる成功例でしょう。これは低予算大量生産とはその方向性を異にするものです。私としてはこの流れは好ましく思っています。

 日経に掲載されていた劇場版アニメの記事。
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 ですがAB!に見るビジネスモデルはこれとも違います。劇場版アニメの流れが作品内容に手間暇をかけるものなら、AB!手法は広告に手間暇をかけています。多くのファンを持つブランドを利用し、大々的な広告戦略を打つことによって売り上げを出すという戦略です。
 この手法だと、まず駄作が一本生まれてしまいます。それに伴いブランド力は落ちます。資本力の無い会社は淘汰されかねません。そのくせして、ビジネス的には成功してしまいます。こんな手法が主流になったら由々しきことです。
 例えば今度は、奈須きのこ脚本!とかZUN氏音楽担当!とかやりかねません。

 もちろんこれはAB!は駄作、売れたのは信者と宣伝のおかげっていう前提の下での話です。根拠がないですし、そんないい加減な体で書くものではないとも思います。
 ただもしもそんなことになったら一アニメ好きとして、あまりにも大問題です。

6.問題点その2の2
 これはその1とちょっと被るのですが、AB!が駄作との仮定の下だと、やはりダーマエの力量不足が考えられます。
 これが例えば『智代アフター』のようにいつもの作風と違うのならば、まだ分かるのですが、AB!は少なくともkeyの本命に連なる作りだったと思います。それが感動できない。つまりもうダーマエには引き出しが無いのではないか、という懸念です。

 念のため言っておくと、『智代アフター』はニッチな評価を受けていて、決して駄作ではない。
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 「ダーマエのシナリオっていつも同じ」という批判をよく目にしますが、そんなことはないと思います。それは「同じ」なんじゃなくて、そういうテイストなんだと思います。ただAB!に限れば「同じ」という感じがしてしまうのです。
 
 ファンとしては次を頑張ってほしいとは思います。ですがもはや本当に引き出しがなく、酷い言い方ですが、これ以上の醜態を晒すぐらいなら身を引いて欲しいとも思ってしまいます。
 
 アニメの脚本に慣れていなかったとか、スタッフとの連携が図れていなかったとか、むしろそういう理由であることを切に願います。

7.すみません
 適当ホザキまくりで申し訳ありません。 
 仮定と憶測と決めつけだらけの酷い記事であることは自覚しておりますが、keyファンとして、AB!には色々と思うところがあったのです。お目汚し失礼いたしました。

 

 願わくばあの感動をもう一度と思うのですが……。

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